2023年04月02日
タカラのアルコール度数20度の濃いパックの料理酒を飲んでみる。

今日は栃木県那須塩原市の業務用食材の店・トーホー北関東・那須支店で1034円で購入した、京都伏見の大手酒造メーカー・宝酒造の料理酒「京寶・本料理清酒濃醇」を料理用やけど飲んでみました。もちろん今回飲む料理酒は不可飲処置をしていない、いわゆる食塩の入っていない料理酒なので酒税もかかってるし飲む事もできます。料理酒って飲めるけど飲用を想定していないのと、価格を抑える為に酒の割水量を増やしてアルコール度数が13度台等の低い傾向にありますが、この料理酒は違っててナント!アルコール度数が20度台と高アルコールです。日本酒は22度を超えてしまうとリキュールになってしまうので、この酒は高アルコールな事からパックに原酒とは書かれていませんが、もしかしたら料理酒の原酒なのかもしれませんね。料理酒は糖類・酸味料入りの酒が多いですが、タカラの糖類無添加の普通酒の料理酒です。そしてスーパーでよく見かける「タカラ料理のための清酒」が生臭みを消す有機酸が20%UPなのに対し、この「本料理清酒濃醇」は約1.7倍と表示されていて、旨味成分のコハク酸は前者が約2倍に対し後者が約2.5倍となっていてこれって、ただ単に濃度の差じゃないのかって勝手に思ってますけど・・・ そして「高濃度・高アルコールで経済性アップ」と書かれていますが、濃度が濃い分値段も高いので、「タカラ料理のための清酒」は濃度は低いが、安いのでその分、たくさん使えるので結果的に同じとちゃうん?って感じなんですけど・・・ 最後にあくまでも私の憶測ですが、この「京寶・本料理清酒濃醇」は「タカラ料理のための清酒」の原酒で、この酒を割水でアルコール度数13度台まで下げたのが「タカラ料理のための清酒」だと睨んでいます。
ちょっと前置きが長過ぎましたね じゃぁ 飲もう!冷や(常温)で
飲んだ感想はやや濃醇な最初に強い酸味の感じる辛口の酒で有機酸(コハク酸)が多いのでずっしりと重めの旨味があります。後味はアルコール辛さがカーッときて一合くらい飲んだところで胃が熱くなってきました。飲んでると少しもち米で仕込んだ醸造酒に感じられる独特な味がこの酒にも感じ、また酸味と旨味が多いので、どこか紹興酒にも似た様な味わいでガツンと飲みごたえのある強い酒で、あくまでも料理酒だが意外に美味しくて驚きました。安くて濃くて意外に美味しいので料理酒ですが自棄酒したい時にもおすすめです。私は一応料理用に台所に置いてますが、料理にあまり使わず飲んでます。(^∀^)
◎原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
◎アルコール分/20.0度以上21.0度未満
◎内容量/1.8ℓ

製造者
宝酒造株式会社
京都市伏見区竹中町609

今日の酒の肴は今回飲んだ料理酒のパッケージと同じあさりの酒蒸しです。高アルコールの料理酒をふんだんに使い強火で調理してたら、アルコールが急激に沸騰してファイヤー! 青い炎が立ち昇りフランベ状態に・・・ 一瞬焦ったが大丈夫だった。 食べた感想はあさりが安もんの中国産だったので身が痩せててあまり食べ応えはありませんでしたが、素材の旨味が料理酒によって引き出されていて美味しかったです。