2022年04月30日
廃業してブランド継承された國冠は六甲の麓で醸され遠く離れた鹿行地域で今も絶大な人気を誇る!肴は霞ヶ浦の湖の幸

今日は茨城県行方市の酒屋を兼ねた食料品店・クボタストアで1628円で購入した酒「國冠・上撰本醸造」を飲みました。國冠を醸す国冠酒造は灘の酒蔵でしたが阪神大震災で蔵が倒壊して甚大な被害を被り廃業しました。その後、ブランドは灘五郷は西郷の沢の鶴(株)が継承し現在に至ります。そして國冠の酒は私自身、日本全国いろいろ地酒を探し求めて旅しててもほぼ見かけませんが、茨城県のある地域では酒屋やスーパーで國冠がどこでも普通に売られていて、飲食店の看板にも國冠のロゴがありふれています。偶然にも國冠は六甲(ろっこう)の麓の灘五郷で醸されて、遠く離れた茨城県の南東部の※鹿行(ろっこう)地域で今も地元のお年寄りに支えられて大衆酒として絶大の人気を誇っています。まぁたまたま六甲と鹿行で読み方が同じだけなんですけどね・・・ 酒は精米歩合70%の米で仕込まれた本醸造でアルコール度数は15.5度です。飲んだ感想はやや淡麗の軽い口当たりの甘く感じる酒で、飲んでてアミノ酸が多いのか?ちょっとクドイ感じのアミノ酸の旨味があり、後味はアルコール辛さが口の中に残ります。でも一升壜で1628円と言う値段を考えると結構飲めて美味しかったです。
※鹿行地域とは:鹿島灘(太平洋)と霞ヶ浦に挟まれた茨城県南東部のエリアで昔の鹿島郡と行方郡の頭文字を取って「鹿行」と呼ばれ、現在では鹿嶋市・神栖市・鉾田市・行方市・潮来市が鹿行地域にあたります。

◎原材料名/米(日本産)・米麹(日本産米)・醸造アルコール
◎精米歩合/70%
◎日本酒度/+2.0 酸度/1.5 アミノ酸度/1.6
◎アルコール分/15.5度
◎内容量/1.8ℓ

製造者
沢の鶴株式会社
神戸市灘区新在家南町5丁目1番2号
灘五郷酒造組合のホームページ

今日の酒の肴はツーリングの時に道の駅などで買った霞ヶ浦の湖の幸です。

まずは行方市の道の駅たまつくりで買った同市の理崎食品の鯉の唐揚げ甘酢あんと伊藤水産の白魚と皮海老のゴタ干しです。鯉の唐揚げはサクサクとした食感に甘酸っぱい甘酢が爽やかで鯉の旨味とマッチしてメチャ美味しいです。ゴタ干しは少し塩味が強めでそのまま食べてたら辛かったです。これはご飯と一緒に食べるのがベストですね。

次はツーリングの時に昼食を食べた潮来市のドライブイン魚文で300円で買った鯉のうま煮です。尾の部位で美味な内臓が入ってない部分なので安かったです。内臓の入った部位は800〜1200円で売られていて、大きさにもよりますがそこそこ値が張ります。食べた感想は結構甘い味付けで尾の部位なだけに身がしまってて結構硬めでしたが旨味があって美味しく、これで300円だったらお買い得ですね。
tanjo0711 at 23:59│Comments(0)│
│灘五郷の酒(兵庫県)