2005年02月19日

今日の晩酌! VOL.118

福徳長・上撰花CUP今日は最近 オール山田の純米酒や純米吟醸をパック酒でしかも低価格で販売し、どういうルートで山田錦を供給し続けているのか疑問に思う。総合酒類メーカーの福徳長の「上撰・花CUP」です。まぁ 味は、ほんと普通です!しかしオール山田のパック酒を安価で売るのに対し、この普通酒230円 激高ですね! こんな酒が大量に売れたら福徳長さん万万歳ですね!普通酒なんか詰めないで、CUP酒の標準をオール山田の純米酒なんかにしたら、売れるかも・・・?

 ◎原材料名/米・米麹・醸造アルコール (普通酒)

 ◎アルコール度数/15,0度以上16,0度未満

 福徳長酒類株式会社A 東京都港区海岸3−3−15

福徳長酒類株式会社・西宮工場の現状
福徳長・西宮工場今日は今日の晩酌!で福徳長を飲んだこともあって、福徳長の現状について書いてみました。最近 ビックリするような価格でパック特定名称酒を販売する傍ら 数年前に清酒の銘醸地にある灘工場は閉鎖 そして西宮市の山奥にある西宮工場は・・・?(兵庫県西宮市鷲林寺1-2) 柵とかしていなかったので敷地内を歩いてみたら寂れていて廃墟状態だった。その敷地内を近所の住人が犬の散歩をしていたので、聞いてみると残念なことに去年に閉鎖撤退したらしいです。

ここで福徳長酒類株式会社の会社沿革を紹介しましょう。
1946年(昭和21) 久留米工場で酒類製造開始
1953年(昭和28) 森永醸造株式会社創立(森永製菓株式会社から分離独立)
1962年(昭和37) 西宮工場開設、清酒業界に進出
1963年(昭和38) 灘誉酒造株式会社設立
1967年(昭和42) 灘誉酒造株式会社灘工場開設
(現福徳長酒類株式会社灘工場)
1991年(平成3) 灘誉酒造株式会社を吸収合併
森永醸造株式会社を福徳長酒類株式会社に社名変更
1993年(平成5) 韮崎工場開設
1994年(平成6) 韮崎工場において合成清酒、清酒詰口開始
1999年(平成11) 久留米工場 国際規格ISO9001取得
2001年(平成13) 合同酒精株式会社グループ入り
韮崎工場 国際規格ISO9001取得
2002年(平成14) 薩摩工場開設
久留米工場 国際規格ISO14001取得
2003年(平成15) 合同酒精の持株会社移行に伴い、オエノンホールディングスへ。
2004年(平成16) 本社、韮崎工場 国際規格ISO14001取得
                  (福徳長酒類株式会社HPより抜粋)

灘誉の碑創業当時に建てられたのか、敷地内にあった旧社名の灘誉の石碑です。 工場を取り潰す際は、是非とも壊さず持ち帰って欲しいですね。なんせ福徳長の清酒業界進出の出発点のシンボルの石碑ですから。





工場・裏方廃・桶完全に廃墟化した工場の裏方、酒を移動する為のポンプやホース 酒造りに使われていた、機材や道具が無造作に放置されていました。炭を入れて濾過用に使ったいたタンクなのか真っ黒に汚れていて辺りも炭で黒かったです。

tanjo0711 at 19:19│Comments(2)TrackBack(0) GO GO カップ酒 | 山梨県の日本酒

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この記事へのコメント

1. Posted by じんべいざめ   2005年02月21日 22:18
おー!いつもながらすごい行動力ですなぁ。
しかし、えらい場所に工場があったんですね。

ところで、福徳長の年表を見て思ったのですが、いわゆる庄屋や地方の名士が家業として個人で蔵を作ったのではなく、会社が清酒蔵を設立したんですね。
現代でも一族経営が多い酒造会社のなかでは異色ですな。
2. Posted by 丹醸   2005年02月21日 22:28
そうですねー 山奥ですよ 従業員の通勤大変そうですね! 実は4〜5年前 転職を考えていた時期があり、転職活動をしていた時 職安にちょうど福徳長・西宮工場の求人が出ていて応募したことあるんですよ・・・ しかし一足遅く採用者が決まったあとだったが・・・

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