2018年10月29日

丸眞正宗MaruCUP!新旧飲み比べ

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今日は東京23区内の北区にあった酒蔵で今年2月末に廃業し、140年の歴史に幕を閉じた小山酒造丸眞正宗の酒と廃業後に丸眞正宗の銘柄を継承した親戚筋にあたる埼玉県の酒蔵・小山本家酒造の丸眞正宗の酒を飲み比べてみました。

右側が廃業した小山酒造の(旧)丸眞正宗

左側が銘柄を継承した小山本家酒造の(新)丸眞正宗



どちらも丸眞正宗MaruCUPですが、旧丸眞正宗はプリント壜に対し新しい丸眞正宗はラベルです。旧丸眞正宗は東京で造られてたので江戸の地酒と書いてありますが、新丸眞正宗は埼玉県で造っているので「江戸の地酒」の表示が消されています。

旧丸眞正宗カップはJR赤羽駅にあるエキュート赤羽店の雑貨屋で少しプレミアが付いた価格の302円で購入し、新丸眞正宗カップは赤羽の酒屋さん清水屋で226円で購入しました。

丸真正宗

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カップ酒の蓋のデザインは継承しなかったみたいですね。

旧丸眞正宗の蓋は丸眞正宗専用でしたが、

新丸眞正宗の蓋は汎用を使用しています。



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旧丸眞正宗のカップにプリントされてた、酒の残量を表す目盛はラベルに変わった新丸眞正宗の方もラベルに目盛が印刷されてて継承されています。



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でも肝心な酒の酒質の方は継承どころか、旧丸眞正宗の糖類無添加の普通酒に対し新丸眞正宗は糖類・酸味料入りのバリバリの糖類添加酒でランクが下がっています。

飲んだ感想はまず東京の旧丸眞正宗はやや濃醇な苦辛い酒で旨味は少しながら感じられるものの終始苦辛さがずっとまとわりつく感じでした。そして埼玉の新丸眞正宗の方はやや淡麗で少し薄っぺらく酸味が際立ってやや辛く感じる酒です。そして旨味は乏しく後味は辛さが消えて、少し甘くてベトベトした感じもあってイマイチでした。

まぁ今回飲み比べてみましたが、どちらも美味しいって感じはしませんでしたが、旧丸眞正宗はまぁ普通って感じで新丸眞正宗は正直美味しくなかったです。酒質も全然違いますし、昔から赤羽で丸眞正宗を使っていた飲み屋さんが、新しい丸眞正宗を使わない理由も何となく分かる様な気がします。これで江戸の地酒・丸眞正宗が飲み納めなのは残念ですがこれも時代の流れなんでしょう。丸眞正宗!今まで赤羽の飲み屋の雰囲気によく合う酒をありがとう。




丸眞正宗 


◎原材料名/米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール

◎精米歩合/70%

◎アルコール分/15度

◎内容量/180ml詰



小山酒造株式会社


東京都北区岩淵町26-10




丸眞正宗 


◎原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール・糖類・酸味料

◎アルコール分/15度

◎内容量/180ml詰




株式会社 小山本家酒造HO


さいたま市西区大字指扇1798番地



tanjo0711 at 22:39│Comments(2) 埼玉県の日本酒 | 首都・東京都の日本酒

この記事へのコメント

1. Posted by skekhtehuacso   2018年10月29日 22:50
5 新旧の丸眞正宗を飲み比べられたなんて、これは貴重なご経験ではないでしょうか!

旧のほうには私も軽い苦みを感じておりましたが、それがまた天ぷらの油や寿司の魚臭さを消してくれそうに感じておりました。

でも、新のほうは、これはいただく気がいたしませんわ。
せめてもの救いは、さいたま市産の新のラベルから“江戸の地酒”の文字を消してくれたことでしょうか。
2. Posted by 丹醸   2018年11月04日 02:10
skekhtehuacsoさん こんばんは

コメントいただきありがとうございます。

新旧飲み比べができたのは良かったですが、これからの新しい丸眞正宗は、大手の安酒を詰めてるだけなのでガッカリですよね。

東京(江戸)で作って無いから、消したんでしょうね。たぶん「江戸の地酒」って入ったままだったら当局に指摘されると思います。

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